営業の皆さん、あなたはあまりに意気込んで、営業先や飛び込み先で自己中心的に話しすぎてはいませんか?
私は営業ウーマンでしたから、もちろん営業側の気持ちも分かりますし、また逆に営業されたこともあるので、顧客側の気持ちも分かります。
ある日の出来事。
実家にセールスマンが訪ねてきました。
応対は母。私は2階でそのやり取りを耳をそばだてて聞いていました。
とにかく、営業マンの勢いがすごいのなんのって。
「今、お時間よろしいでしょうか?」の一言もなく、いきなり、マシンガンのように営業トークを始めました。
いやいや、今、忙しいし、そのお話は興味がないので、「結構です」と母はきっぱりと断ったのですが、それでも引き下がらずに、「うちのサービスはあ~で、こ~で・・・」
数回断ってもその場に居座り続ける始末。
この人は母の言葉が全く耳に入ってこないようだ。
それもかなりの重症・・・。
きちんと社内で教育を受けていないのか、それとも、上司からプレッシャーをかけられ、営業成績が上がらず、焦りで本来の自分を見失っているのか?それを思うと何だか可哀想に思えてきました。
こんな人だから、そりゃ~、ますます契約もいただけないでしょう。
相手の都合ではなく、自分の都合で話すんですから。
でも、はやる気持ちを抑えきれなくて、ついつい喋りすぎてしまう気持ちも分かるんですよ。
私も新人の時はそうでした(苦笑)。
そんな私も、これからお話する黄金のアドバイスを上司からもらい、経験を積みながら脱却に成功しました!!
それは、
相手に話を投げかけて「いかに相手に喋ってもらうか」です。
自分の話はほどほどに。
しかも営業トークは後からでいいんです。最初は雑談でいいんです。
その雑談の後に営業トークを切り出してもいいんです。
むしろその方が、意外とお客様との距離が近くなります。
特に飛び込み先では雑談からスタートし、コミュニケーションが取れた後、ほんの少しだけ営業トークをして提案資料をお渡ししましょう。
そしてその日はそれで終了。
あなたの爽やかな風を残して、数日後また伺ってみるのです。
するとどうでしょう〜。
相手はあなたにしつこい身勝手な営業という印象を持っていないので、今度は少〜しこちらの話を聞いてくださる確率が上がります。
それを続けていくのです。賛否両論ありますが、最初から戦闘モードにならないこと。
いきなりの提案で、「はい、契約します」なんて、そんな美味しい話はそうそうないですから、焦らずいきましょう。
これが契約をいただくための意外な近道です。
あくまで私の経験を綴っていますので、信じるか信じないかはあなた次第です。
さぁ、今日も営業ウーマンの貴女に幸あれ〜!